登場人物を追加、一部を除き設定画にリンクを繋げました。(2015年9月14日)
Memoria.(補足/一章/二章/三章/異伝)
灰青 Nott*Note 渡鴉史記
Memoria.は元々シリーズ作として構想した物で、現在更新している本編が最終章に当たります。
最終章が一番描きたい話であり一章から描いていたら本題の最終章が始まるのにどれ程年月がかかるか分からないと考え、
一章から三章の制作を省略し、終章のみの制作に取り掛かりました。
前章を知らずとも支障が無いよう本編は調整していく予定です。
しかし、どんな形になってしまっても公開したいと言う考えもあり、一時的に序盤のあらすじを公開させて頂きます。
今後、公開できるか、その際どんな形式になるかは未定ですが、興味を持って頂けたら嬉しいです。
魔術発祥の国、地の国フィムス。かつての大国の片割れグラキエス。
二つの国は大山に隔たれていたが、二つを繋ぐ道が拓かれて以来、その関係は良からぬ方向へ進展していく。
大山フィムス側の麓で起きた戦い。その惨劇の最中から命からがら故郷まで逃げ延びた少年ノゾムは記憶を失っていた。
故郷の人々から憐れみの目で見られる日々は、徐々に後ろめたさを感じさせた。
それから半年。不思議な生き物を追いかけ村外れの湖まで来たノゾムは、異形の魔物に襲われてしまう。
窮地を救ったのは、幼馴染の少女アスカだった。
世界随一の発展を続ける水の大陸アクアス。
ある嵐の翌日、旅商に護衛として身を置く少年ユエは港町の浜辺に青い髪の少女が倒れていたのを発見する。
少女は記憶を失っており、チョーカーに縫われていたシアンと言う名以外分からない。
シアンの不安を知ってか知らずか、旅商の皆は快く彼女を仲間として引き入れる手筈を進めていた。
しかしその夜、シアンは自分の中から聞こえる声に導かれるまま、どこかを目指し旅商を発とうとする。
それに気づいたユエと友人のトーマは彼女を追いかけた。
かつて旧魔器技術で栄華を誇った火の大陸イグニス。
人里遠く離れた村に住むリーフは、幼馴染ラルフと共に時折街から見える光柱を眺め、狩りをして暮らしていた。
その日、光柱が強い光を放って消えたのち、リーフの眼前にどこからともなく少女が現れる。
少女ティアは二人と顔を合わせるなり、囚われの身の主を助けて欲しいと懇願してきた。
村を離れることを拒むリーフだったが、ティアを追いかけてきたかのように謎の兵士たちが村に訪れる。
難なく追い払うことに成功するが、兵士らに目を付けられたリーフはティア、ラルフと共に村を発つこととなる。
かいせい。SF・現代。
地上には丸く灰色の空。地下には青白く輝く造り物の樹。
修理屋で生計を立てる少年銀は、好奇心から人工樹の解析をこっそりと続けていた。
ある日、いつものように忍び込み、解析を始めると樹の向こうから少女が落ちてきた。
追われる身のアンドロイド少女マヤ。流されるままに彼女を匿い、二人は地上へ逃げる。
ノート・ノート。現代ファンタジー。
古めかしく、穏やかに時が流れる街、茉莉宮(まつりのみや)町。
人が近付かない、古びた教会。
外界と隔離されたその街では、時折「心を蝕む悪魔」が現れる。
悪魔を祓う祓魔士の職に就いた青年葵は、過去を見通す力を持つ少女夜華に出会う。
わたりがらすしき。ファンタジー。
あらゆる歴史、資料、事件等が記録されているという世界最大の施設コルウス世界記録館。
記録館にはワタリガラスと呼ばれる記録士が存在する。
彼らは「記憶する者」と「思考する者」二人一組で世界各地を旅し、歴史や事件を調査、記録している。
双子のワタリガラス、フギンとムニンは木々が枯れていく村で、生贄の少女ルインと出会う。
魔法を使える事が当たり前の世界。
主人公センは母のような治療術士を夢見ていましたが、魔法が全く使えない女の子でした。
それでも夢を諦めきれず、魔女に弟子入りし、薬士としての才を開花させました。
薬士修行の最後の試験。街で薬屋を開き、一年を通してその成果を見てもらうこと。
しかしその初日、師匠に告げられます。
「魔法が使えない理由を知りたいか」
薬士として認めてもらう為、自分に隠された秘密を知る為、長い長い一年が始まります。